有意義な日常をナンセンス化する。
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忘れてた・・・。時間がないので記録だけですがあしからず。

・阿部和重「ニッポニア・ニッポン」(再読)
・村上春樹「ノルウェイの森(上)」
・村上春樹「ノルウェイの森(下)」
・藤原正彦「国家の品格」
・綿矢りさ「インストール」
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【2006/06/15 Thu】 小説 // トラックバック(0) // コメント(3)
大学に入ったことだし、このコーナーを復活させますぜ。一応受験シーズンもそれなりに読書していたのですが、いつの間にやらブログに書かなくなってました(笑

・舞城王太郎「煙か土か食い物」
・伊坂幸太郎「ラッシュライフ」
・太宰治「ヴィヨンの妻」



「煙か土か食い物」は舞城のデビュー作で、他の作品に通じるものが多く見受けられた。長編だが最後まで全然飽きることがなかった。一つの家族の物語がしっかり組みあがっていて、非現実なストーリーなのに妙に現実的に感じられる。

最近注目されている井坂幸太郎の作品を初めて読んだ。感想はと言うと、まず第一に、とてつもなく精巧ということ。「ここまで書くか!」と感嘆の声を上げるほどに緻密な、一瞬の時の描写。ブラックユーモアもスパイスになっていて、思わずニヤけてしまう。いくつものストーリーが最後に繋がっていく形式で、時間軸が多少分かりづらい面もあったけど、偶然のような人と人とのつながりが面白かった。それぞれの登場人物が人生の教訓のようなものを話すシーンが何度もあるのだが、それが個々人の生きてきた道を表すように感じられた。他の作品もぜひ読んでみようと思う。
【2006/04/30 Sun】 小説 // トラックバック(0) // コメント(0)
読みすぎた・・・orz

・津島佑子「真昼へ」
・舞城王太郎「阿修羅ガール」
・カミュ「異邦人」
・中島らも「今夜、すべてのバーで」
・舞城王太郎「熊の場所」
・中村文則「銃」
・疾海還水「ふぐちょうちん」

「真昼へ」幼くして亡くなった兄、そして息子までをも亡くした一人の女性の、二人を想う鎮魂歌的な物語。現実と夢が交錯する幻想的かつ不思議な世界観なのに、恐ろしくリアルなストーリーで、しかもただ悲しむのではなく、冷静に二人への愛情が表現されているので、一層主人公の想いが読み手に伝わってくる。淡くはかない、良い作品です。

「阿修羅ガール」「熊の場所」いや、真面目な話、この舞城王太郎って人、凄すぎる。いっきにファンになってしまった・・・。文体、表現、展開、内容すべてにおいて新鮮、というか既成の枠組みから外れまくってる。ほとんど句点を打っていない文章なのにスラスラと頭に入ってくるという文字の爽快感もある。とにかく「新鮮」という言葉が似合う作家だと思う。あえて2作品の内容はここでは語らないので、興味があったらぜひ読んでみてください。

「異邦人」世界文学の金字塔。今更俺が語る事など何もない!・・・と言って逃げてみる(笑)。いやね、でも本当、非常に濃い作品で、一読したところで十分味わったとは思えない。面白かったけどね。でも二部の最初はダラダラしてて少し読むの辛かった。というか、根本的な問題だけど、翻訳下手すぎ。無茶な直訳はやめて欲しい・・・。

「今夜、すべてのバーで」中島らもに初挑戦。アル中の男が入院してから退院するまでを描くという、一風変わった作品。読みやすく、アル中というあまり知らない世界が興味を惹いた。ところでこの作者、比喩表現が飛び抜けて上手いと思う。あんまり他の小説で見受けられない比喩を多く使ってるけど、見事に当を得た表現に仕上がってて、思わず「おおっ」と感嘆してしまった。

「銃」つい最近芥川賞を受賞した中村文則のデビュー作で、銃を偶然拾った男の話。日常に銃という非日常的なものが加わる事で起こる、人間の心情の多大な変化が読んでいて面白く、また、銃の存在によって終始一貫して奇妙な緊張感がストーリー全体に漂っていて、刺激的だった。心情の葛藤が余すところなく書かれていている辺りに、この作家のセンスが見える。ラストは、世間では「ありきたり」と言われてるらしいけど、個人的には満足のいくものだった。ただ文体が少ししつこいと言うか、変に固くて、その点ではあまり好きになれなかったのが残念。

「ふぐちょうちん」全文が関西弁という珍しい作品。料亭の板前である、うだつの上がらない主人公が、アイデンティティーについて考えるという一見ありきたりなストーリーだが、舞台が料亭というのと、可愛いフランス人女性が同じ職場で働きはじめて主人公がその子に恋をするという謎の展開と、文体がオール関西弁のおかげで、妙に新鮮だった。ラストは、正直いまいち。あれでいいんだろうと思うけど、なんか納得いかなかった・・・。
【2005/10/01 Sat】 小説 // トラックバック(0) // コメント(0)
今回はモブ以外、割と無難な選択。

・筒井康隆「最後の喫煙者」
・吉本ばなな「うたかた/サンクチュアリ」
・太宰治「走れメロス」
・宮本輝「螢川」
・モブ・ノリオ「介護入門」(再読)

以前から気になっていたけど、なかなか読む機会が無かった筒井康隆。読みやすい上に面白く、その中でブラックユーモア的な要素が一際光っている、とでも言おうか、この独特の世界は個人的にかなり好き。グロい描写は少し苦手だけど、小説を読みながら声を出して笑うという貴重な体験をさせてくれた。
ばなな読み潰し計画目下進行中。うたかたもサンクチュアリも、ばなならしい作品で、読み終わった後、心が不思議な温かさに包まれた。生きているっていいな、恋するっていいな、そんな事をまざまざと思わせてくれる一冊。
走れメロスは、別にメロスが読みたかった訳ではなく、この中に入っている「富獄百景」や「おしゃれ童子」が読みたくて購入。「駆込み訴え」「おしゃれ童子」が非常に秀作に感じたが、中には、太宰お得意の「締め切りに間に合わせるために無理矢理書いた文章」小説がいくつも入っていたのが残念。賛美両論あるかとは思うが、その手のやつは俺は駄目。
蛍川、ついに読んだ。なんとも繊細かつみずみずしい表現で、とても美しい作品だと思った。その綺麗かつ純粋な世界観に、エロティックな「大人の領域」が自然に混ざり合って何とも言えない雰囲気をかもしだしていた。同時収録の「泥の河」の方が好きだけど、富山が舞台の「蛍川」は作品に妙な親近感を持ってしまった。しかしそれを差し引いても、ラストの蛍のシーンは「文字でここまで表現できるのか」と圧巻。改めて文学の偉大さを思い知った。
まぁいろいろと意見(ツッコミ)がおありだろうけど、介護入門を読み返してみた。この独特の文体は、個人的に好き。よく批判の対象になる、文中に挿入される「盟輩(ニガー)」「YO!」こそ、全体のリズムを整え、語りかけの姿勢を顕著に表していて良いと思う。むしろ、時たま文章が難解すぎるのが問題では。それはともかく、やっぱり「介護」についての課題は、この作品で書ききられているように思う。

【2005/08/31 Wed】 小説 // トラックバック(0) // コメント(0)
元モーニング娘。の安倍なつみの妹、安倍麻美が文壇デビュー!10代の甘く切ない恋愛感情や夢への葛藤など、だれもが経験した、胸を締めつけられるような想いをリアルに描いた作品となっている。

恋愛小説「バカみたい。」
http://moura.jp/liter/abe/index.html

以下、第一話より引用↓

高校3年の春、愛美(あいみ)は転校生だった。
昨日まで住んでいた町と違って、ここは同じ北海道なのに海が近く、風に潮の香りが混ざっている。

共稼ぎの家庭に育った愛美は、ひどい喘息(ぜんそく)もちで、学校を長く休むことがよくあったため、一人遊びが得意だった。だから、初対面の人と話すことは恐怖に近く、転校初日、校門の端に立ちすくむその姿は、まるで見知らぬところへ一人放り出された迷子の少女だった。

8時30分、始まりの鐘が鳴る。
愛美は相変わらず校内への第一歩を踏み出せないでいた。
「ヤッベ」
一人の男子が猛ダッシュで走ってくる。
愛美の横を通り過ぎた男子は、20mほど先で急に立ち止まると振り返って言った。
「おまえ、転校生だろ。名前は?」
「あ、愛美」
「愛美ちゃんか。オレ、龍二」
「うん……」
「ヤッベ遅刻だ。行くぞ」
「うん」
振り返った龍二の笑顔が、愛美の恐怖感を忘れさせてくれた。
校内への第一歩が不思議とスムーズだった。





勘弁してくれorz

もうツッコミどころ満載で、何からどのように言及していいか分かりませんが、兎に角、なんだか文章がおかしくても、前後の辻褄が合っていなくても、二人のセリフがかみ合ってなくても、今の日本では文壇デビューできるという事ですか。最初読んだ時、笑いと目眩で卒倒しそうになりましたさ。

これは、あれです。お前の頭の中が「バカみたい。」

もういろんな意味で・・・

ヤッベ


【2005/08/04 Thu】 小説 // トラックバック(0) // コメント(0)
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PROFILE
たかぴこ
  • Author : たかぴこ
  • 富山で芝居やってて、今は上京して大学生です。文学部の3年生。

    「サイバー∴サイコロジック」
    「参加型演劇ユニット:プロジェクト☆ホーク」
    「映画製作ユニット ミヤオ・カピコ」
    いろいろ主宰してます。


    大学では「早稲田大学演劇倶楽部(エンクラ)」と「怪獣同盟」に所属。

    役者がメインですが、趣味で脚本や小説も書いてます。音楽は幅広く好き。多趣味。

    ★好きな劇団
    クロムモリブデン・ナイロン100℃

    ★好きな作家
    阿部和重・中村文則



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